Webexで音声だけを録音する方法(2026年)
Webexが録るのは動画で、音声だけではありません。音だけを手に入れる3つの方法と、会議での立場に合う方法を紹介します。
この記事の内容
Webexには会議を音声だけで録音する機能はありません。ホストがクラウドに録画してもコンピューターに録画しても、保存されるのはMP4動画です。音声だけが欲しいなら、そのMP4から音声編集ソフトで音を書き出すか、会議中にパソコンの音を録音するか、ボットなしで通話音声を録音してライブで文字起こしするRelineを使います。
Webexで音声だけを録音できる?
会議ではできません。Webexのヘルプによると、クラウドへの録画もコンピューターへの録画もMP4で、ダウンロードのページはMP4をすべての録画の標準形式としています。録画に関するどのページにも、音声だけの設定は載っていません。唯一の例外は別の製品です。Webex Callingで録音した電話の通話は、User HubからMP3でダウンロードできます。会議やウェビナーは常に動画です。
誰でも録画できるわけでもありません。録画するのはホストで、ホストが会議にいないときは共同ホストがホストの役割を引き継ぎ、録画できます。出席者はホストに頼む必要があります。クラウド録画には有料プラン(Starter、Plus、Business。Enterpriseではサイト管理者が設定)が必要です。コンピューターへの録画はFreeでも使えますが、デスクトップアプリからのみで、サイト管理者がローカル録画を許可している場合に限られます。
方法1:Webexで録画して、音声だけを残す
- Webexデスクトップアプリから参加し、「コンピューター音声」を使います。コンピューターへの録画に音が入るのはコンピューター音声のときだけで、コールバックや電話での参加では音声は録音されないとWebexは説明しています。
- 「録画」をクリックしてコンピューターに保存するオプションを選び(有料プランならクラウドも選べます)、もう一度「録画」をクリックします。終わったら停止します。
- ファイルを探します。コンピューターへの録画はMP4で、Windowsでは「ドキュメント」フォルダ、Macではホームフォルダに保存されます。Webex Suiteミーティングプラットフォームでは保存先を選べ、選ばない場合は「ダウンロード」フォルダに入ります。クラウド録画はUser Hubの録画一覧に表示され、そこでダウンロードをクリックします(注意書きが出たら同意します)。出席者はホストにリンクと、あればパスワードを頼みます。
- MP4を音声編集ソフトで開き、音だけを書き出します。オープンソースの音声編集ソフトAudacityでは、先にオプションのFFmpegライブラリを入れ、File > Import > AudioでMP4を選びます。Audacityのマニュアルによると、FFmpegはDRMで保護されていないほとんどの動画ファイルから音声を読み込めます。その後、FileメニューからMP3かWAVで書き出します。
クラウドに録画していて、必要なのは音だけという場合は、Webexの録画設定や会議中にクラウド録画の画面レイアウトを選べます。誰も共有していない間は空白の画面を録るレイアウトや、コンテンツ共有中は参加者のビデオを録らないレイアウトがあります。それでもファイルはMP4なので、手順4は変わりません。コンピューターへの録画にはレイアウトを選べません。
音声を書き出せる、すでに信頼している動画編集ソフトや変換ツールでも同じことができます。Webexのヘルプ自体も変換ツールとしてFFmpegを挙げています。オンラインの変換サイトには注意してください。他人の声を第三者のサーバーにアップロードすることになります。
方法2:パソコンで音声だけを録音する
出席者の場合や、サイトで録画が無効になっている場合は、会議中にパソコンが再生する音を録音します。必要な音源は2つ、システム音声(相手)とマイク(自分)です。内蔵の録音ツールの多くは片方しか録れません。
- Windows 10と11:AudacityでスピーカーやヘッドセットのWASAPIループバックを録音すると、相手の音を音声だけで録れます。自分の声は別の入力なので、両方を録るにはOBS Studioのように2つの音源を扱えるツールが必要です。
- Mac:スクリーンショットのツールバー(Shift-Command-5)でシステム音声を含められるのはmacOS 27以降で、録るのは動画です。古いmacOSでは、OBS Studio 30以降(macOS 13以降)を使うか、BlackHoleで音をAudacityに送ります。
方法3:Relineで音声とライブ文字起こし、ボットなし
Relineは私たちが作っているツールなので、その前提で読んでください。MacとWindows向けのデスクトップアプリが、マイクとパソコンが再生する音を録音し、会話の進行に合わせて60以上の言語でライブ文字起こしします。録るのは音声と文字起こしで、動画は録りません。Webex会議にボットは参加せず、参加者リストも変わりません。ホストの役割も有料のWebexプランも不要です。
- Mac版かWindows版のRelineをダウンロードしてサインインします。Freeプランには10時間の文字起こしが含まれます。
- マイクを許可し、次にシステム音声を許可します。macOS 14.2以降では音声だけの許可、macOS 13から14.1では画面収録の許可で、許可後にRelineの再起動が必要なことがよくあります。macOS 13より前のMacではマイクだけを録音します。
- いつもどおりWebex会議に参加します。Webexアプリでもブラウザのタブでもかまいません。通話がパソコンから聞こえるよう「コンピューター音声」を使ってください。
- Relineで録音を押します。話すそばから文字起こしが表示されます。
- 会議が終わったら停止します。文字起こし、AI要約、保存された音声が残り、文字起こしの各行に再生ボタンが付きます。
限界も知っておいてください。Relineは録音しながらライブで文字起こしします。手元にあるWebexの録画を文字起こしすることはできず、ファイルのアップロード機能もありません。音声はノートの中で文字起こしの横に再生用として残ります。保存や送付用の音声ファイルが必要なら、方法1と2で手に入ります。Freeプランでは1つのノートに録音できるのは最長1時間です。あなたの声と通話は「自分」と「相手」に分けられます。ベータの「話者を分ける」は通話側の声に番号を振り、名前はあなたが付けます。録音はパソコン上で行いますが、文字起こし、AI要約、保存はクラウドで行われます。
3つの方法の比較
| Webex録画+音声書き出し | パソコンの録音ツール | Reline | |
|---|---|---|---|
| 使える人 | ホストか共同ホスト。クラウドは有料プラン | パソコンを使う誰でも | 会議の参加者なら誰でも(出席者も可) |
| 得られるもの | MP4と、書き出した音声ファイル | ツールによって音声か動画のファイル | 音声とライブ文字起こし、AI要約 |
| 会議での表示 | あり、Webexが録画中と表示 | 通知なし | ボットもWebexの通知もなし |
| 文字起こし | クラウド録画でプランにより可 | なし | あり、ライブ、60以上の言語 |
| 費用 | ローカルは無料、クラウドは有料 | ツール次第 | Freeプラン:10時間の文字起こし |
録音することを伝える
Webex自身も、会議を録画、要約、文字起こしする前に参加者全員の同意が必要だとしており、Webexの表示が出るのは自身の録画ボタンだけです。パソコンの録音ツールやRelineは会議に通知を出さないので、伝えるのはあなたの役目です。カリフォルニア州を含む米国のいくつかの州では、通話を録音する前に全員の同意が必要です。EUではGDPRに基づく法的根拠が必要で、録音の目的を伝えるべきです。ルールは国や州によって異なるため、参加者全員がいる場所のルールを確認してください。シンプルな習慣は、会議の最初にメモのために録音すると伝え、反対があればやめることです。
関連ガイド
出典
- Webex Help Center, "Record a meeting or webinar" (n62735y): help.webex.com
- Webex Help Center, "Record a meeting and webinar in the cloud" (xl9d60): help.webex.com
- Webex Help Center, "Record a meeting on your computer" (jfgavq): help.webex.com
- Webex Help Center, "Download your Webex recordings" (n9r2sit): help.webex.com
- Webex Help Center, "Play a Webex recording" (aplwwj): help.webex.com
- Webex Help Center, "Select the screen layout for recordings in meetings and webinars" (k2o4e3): help.webex.com
- Webex Help Center, "Play a Webex call recording with a transcript and AI-generated summary" (ncqgl2y): help.webex.com
- Audacity Manual, "Importing Audio": manual.audacityteam.org
- Audacity Support, "Installing FFmpeg": support.audacityteam.org
よくあるご質問
- Webex会議を音声だけで録音できますか?
- Webexの録画機能ではできません。クラウドへの録画もコンピューターへの録画もMP4動画で保存され、Webexのヘルプに音声だけの設定はありません。MP4から音声編集ソフトで音を書き出すか、パソコンで音声を録音してください。
- Webexの録画から音声を取り出すには?
- User Hubの録画一覧からMP4をダウンロードするか、コンピューターへの録画なら「ドキュメント」かホームフォルダで探します。FFmpegライブラリを入れたAudacityで開き(File > Import > Audio)、MP3かWAVで書き出します。
- Webexの録画に音が入っていないのはなぜ?
- Webexによると、コンピューターへの録画に音声が入るのはコンピューター音声で参加したときだけです。コールバックや電話で参加した場合、音声は録音されません。
- Webexは録音をMP3で保存できますか?
- Webex Callingで録音した電話の通話だけです。こちらはUser HubからMP3でダウンロードできます。会議とウェビナーの録画はMP4です。
- 出席者でもWebexの音声を録音できますか?
- Webexの録画ボタンではできず、出席者はホストに頼みます。パソコンの音を録音する方法やRelineはホストの役割なしで使えますが、その場合ほかの参加者に伝えるのはあなたの役目です。
- Relineで過去のWebex録画を文字起こしできますか?
- できません。Relineは録音しながらライブで文字起こしし、ファイルのアップロード機能はありません。過去の会議には、プランに含まれていればWebexの録画の文字起こしを使ってください。Relineが役立つのは次の会議からです。
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