ノートPCで会議を録画・録音する方法(Windows 11とMac)
ノートPCで会議を全員の声ごと記録する方法
この記事の内容
ノートPCで会議を記録するには、権限があれば会議アプリ自身の録画機能を使います。使えない場合は、Windows 11ならXbox Game BarかSnipping Tool、MacならShift-Command-5の画面録画を使います(システム音声の収録はmacOS 27以降)。ボットなしで文字起こしが欲しいときや対面の会議には、Relineのような録音ツールが向いています。
| 状況 | 最適な方法 | 手元に残るもの |
|---|---|---|
| 自分が主催者、または主催者が録画を許可している | 会議アプリの録画機能 | 動画ファイル(全員に通知) |
| 録画の項目がなく、映像が必要 | ノートPCの画面録画 | 動画ファイル(文字起こしなし) |
| 動画よりメモが欲しい | ボットなしの録音ツール | 音声、文字起こし、要約 |
| 全員が同じ部屋にいる | ノートPCでマイクを録音するツール | 音声(アプリによっては文字起こしも) |
ノートPCの録画に自分の声しか入らないことが多い理由
ノートPCでの会議には音声の出どころが2つあります。マイクはあなたの声を拾います。ほかの参加者の声は、システム音声としてスピーカーやヘッドセットから出ます。マイクしか録音しないツールでは、自分の声ははっきり入っても、相手の声はスピーカーからのかすかな回り込みだけで、ヘッドセットならまったく入りません。長い会議の前に、そのツールがシステム音声を取り込めるか確認し、30秒ほどテストしましょう。
方法1:会議アプリの録画機能
まずはこれを検討します。いちばん簡単で、録画中であることが全員に見えます。ただし、誰が開始できるかはアプリ側で決まります。
| アプリ | 録画できる人 | ファイルの保存先 |
|---|---|---|
| Zoom | ホスト、またはホストが許可した参加者。コンピューターへのレコーディングは無料のBasicアカウントから使え、デスクトップアプリが必要です。クラウドレコーディングにはPro、Business、Enterpriseのライセンスユーザーである必要があり、開始できるのはホストか共同ホストだけです。 | コンピューターへのレコーディング:ノートPCのZoomフォルダー。クラウド:ホストのZoomアカウント。 |
| Microsoft Teams | 職場または学校のアカウント:対象ライセンスがあり、管理者と開催者のポリシーが許可していること。ゲストや別の組織の人は不可。個人アカウント:Microsoft 365 Personal、Family、Premiumの契約者。 | 開催者のOneDriveと会議のチャット。Teams無料版はチャットに30日間。 |
| Google Meet | 対象のGoogle Workspaceエディション(管理者による有効化が必要)と2 TB以上のGoogle Oneで、主催者の許可がある場合。無料の個人アカウントはGoogleの一覧にありません。 | 開催者のGoogleドライブのGoogle Meetフォルダー。 |
| Webex | ホスト、またはホスト不在時の共同ホスト。クラウド録画には有料アカウントが必要です。コンピューターへの録画はFreeでもデスクトップアプリから使えます。Enterpriseではサイト管理者が決めます。 | コンピューターへの録画:ノートPCにMP4。クラウド:Webexサイト。 |
4つとも録画中は通知かインジケーターを表示します。項目がない、またはグレー表示の場合は、主催者に頼むか、次の方法を使ってください。
方法2:ノートPC標準の画面録画
録画機能を使えず映像が必要なら、ウィンドウを自分で録画します。これらのツールで得られるのは動画ファイルで、文字起こしではありません。また、どれも会議のほかの参加者には通知しません。動画は音声よりはるかに速くノートPCのディスクを消費するので、長い会議の前に空き容量を確認してください。
Windows 11/10:Xbox Game Bar
- Windowsキー + GでGame Barを開き、設定のキャプチャ項目で、ゲームだけでなくPCのすべての音を録音するように音声を設定します。
- 会議のウィンドウをクリックして、前面のアプリにします。
- Windowsキー + Alt + Rで録画を開始し、録画中はWindowsキー + Alt + Mでマイクのオン/オフを切り替えます。
- もう一度Windowsキー + Alt + Rを押して停止します。MP4ファイルはビデオフォルダー内のCapturesフォルダーに保存されます。
Windows 11:Snipping Tool
Snipping Toolを開き、[録画]→[新規]を選び(またはWindowsキー + Shift + R)、会議のウィンドウを範囲選択して[スタート]、終わったら[停止]を選びます。Microsoftはバージョン11.2307.44.0で、PCの音声とマイクを任意で録音する機能を追加しました。Microsoft Storeでアプリを更新し、開始前に両方の音声オプションがオンになっているか確認してください。Microsoftが動画録画を案内しているのはWindows 11だけなので、Windows 10ではGame Barを使います。
Mac:スクリーンショットのツールバー
- Shift-Command-5を押して、スクリーンショットのツールバーを開きます。
- 画面全体、ドラッグで決めた範囲、またはmacOS 26以降なら1つのウィンドウを選び、会議のウィンドウを指定します。
- 「オプション」を開きます。macOS 27以降では、相手の声も入るように「システムオーディオを含める」を選び、自分の声用にマイクを選びます。それより前のバージョンで選べる音はマイクだけです。
- 「収録」をクリックします。止めるにはメニューバーの停止ボタンをクリックするか、Command-Control-Escを押します。動画は初期設定ではデスクトップに保存されます。
Windows 11とMac:ツールごとに記録できるもの
| ノートPCとツール | 映像 | 通話の相手の声 | 自分の声 | 文字起こし |
|---|---|---|---|---|
| Windows 11:Xbox Game Bar | あり | あり(音声をすべての音に設定) | あり(Windowsキー + Alt + M) | なし |
| Windows 11:Snipping Tool | あり | あり(PCの音声をオン) | あり(マイクをオン) | なし |
| Windows 11:サウンド レコーダー | なし | MicrosoftのFAQにはマイクの記載のみ | あり | Microsoftの記載なし |
| Mac:スクリーンショットのツールバー | あり | macOS 27以降:「システムオーディオを含める」。それ以前:マイクのみ | あり(マイクを選択) | なし |
| Mac:QuickTime Player | あり | Appleの記載はマイクのみ | あり(マイクを選択) | なし |
| Mac:ボイスメモ | なし | Appleの記載はマイクのみ | あり | リアルタイム(Appleの提供地域のみ) |
| Windows 11またはMacのReline | なし | あり(MacはmacOS 13以降) | あり | あり、リアルタイム、60以上の言語 |
方法3:動画よりメモが欲しいときの、ボットなしの録音ツール
ノートテイカーのボットは、参加者の一人として会議に加わります。ボットなしの録音ツールは、代わりにあなたのノートPC上で動きます。Relineは私たちが作っている製品なので、その点を踏まえて読んでください。GranolaとJamieもボットなしで動きます。RelineのWindows版とMac版のデスクトップアプリは、マイクとシステム音声をローカルで録音し、リアルタイムの文字起こし、AI要約、保存した音声を届けます。会議には何も参加せず、主催者の録画権限も不要です。
- Windows版またはMac版のRelineアプリをダウンロードしてサインインします。Freeプランから始められます。
- マイクを許可します。Windows 11では[設定]→[プライバシーとセキュリティ]→[マイク]を開き、デスクトップアプリがマイクにアクセスできるようにします。Macでは、macOSに聞かれたら許可し、続けてシステム音声を許可します(macOS 14.2以降は音声のみの権限です)。
- いつもどおり、会議のアプリかブラウザーで会議に参加します。
- Relineで録音を押します。誰かが話すとリアルタイムの文字起こしが始まり、60以上の言語に対応し、言語は自動で判別されます。
- 会議が終わったら停止します。文字起こし、その横のAI要約、保存した音声が手に入り、各行に再生ボタンが付きます。
話者名:文字起こしは「自分」と「相手」(あなたのマイクと会議の音声)で区別され、Relineは会議アプリから名前を読み取りません。グループ会議では、録音ボタンの横の「相手側の話者」を開いて「話者を分ける」(ベータ)を選ぶと、Relineが会議側の声ごとに番号を振ります(推定です)。声をクリックして自分で名前を付けます。
会社のノートPCに何もインストールできない場合は、RelineをChromeで使えます。マイクはすぐに聞こえ、会議がブラウザーのタブで開いていれば、そのタブを音声付きで共有すると相手側の音声も取り込めます。
ノートPC 1台で対面の会議を録音する方法
全員が同じ部屋にいれば、取り込む通話音声はなく、マイクだけです。小さな机なら次のどれでも足ります。
- Windows 11:サウンド レコーダーはマイクへのアクセスを求め、1ファイルあたり最大3時間録音します。Microsoftによると、録音はアプリ内に保存され、アプリをアンインストールすると削除されます。
- Mac:ボイスメモは内蔵マイク、対応ヘッドセット、外部マイクで録音でき、Appleが提供している地域ではリアルタイムの文字起こしを表示できます(すべての国や地域ではありません)。
- Reline(ブラウザーまたはデスクトップアプリ):60以上の言語のリアルタイム文字起こし、AI要約、保存した音声が手に入ります。部屋では全員が1つのマイクに入るので、「このマイクを使う人」を開いて「共有マイク」(ベータ)を選ぶと、Relineが声ごとに番号を振ります(推定です)。声をクリックして自分で名前を付けます。
アプリよりも置き方が大切です。
- ノートPCは机の中央に置き、画面を開いたまま電源につなぎます。ふたを閉じると通常はスリープに入り、録音が止まることがあります。
- 内蔵マイクは近くの人の声を強く拾います。大きな机ではUSB会議用マイクをつなぎ、Relineでは設定、文字起こし、マイクで選択します。
- 通知を切り、タイピングは控えめに。ノートPCのマイクはキーボードのすぐ近くにあります。
- 10秒のテストをしましょう。全員が順番に名前を言えば、音声を確認でき、全員の名前が文字起こしに残ります。
会議の一部が通話の場合は、両方の音声が必要です。Relineは2つを分けて扱います。部屋の声はマイク側、離れた場所の人は通話音声側です。
会議アプリごとの詳しい手順
各ガイドでは、1つのアプリと1つのOSについて、正確な手順、制限、ファイルの保存先を説明しています。
ノートPCでRelineができないこと
- 動画は録りません。残るのは音声と文字起こしで、画面録画ではありません。動画が必要なら会議アプリの録画機能かノートPCの画面録画を使ってください。
- Windowsでは1つのウィンドウではなく既定の出力全体を録音するため、ノートPCのほかの音も入ります。
- Macアプリの対応はmacOS 12以降です。システム音声にはmacOS 13以降が必要なので、macOS 12ではマイクだけを録音します。
- 会議アプリからは話者名を取りません。ベータの「話者を分ける」と「共有マイク」は声に番号を振るだけで、名前はあなたが付けます。
- デバイス上のAIではありません。文字起こし、要約、保存はクラウドで行い、ローカルなのは音声の取り込みだけです。
- 「会議を自動録音」(デスクトップアプリ、有料プラン)をオンにしない限り、録音は自分で開始します。モバイルアプリはありません。
録音していることを伝える
会議アプリの通知が出るのは、そのアプリ自身の録画だけです。Game Bar、Snipping Tool、Macのスクリーンショットのツールバー、Relineは会議に何も表示しないので、伝えるのはあなたの役目です。カリフォルニア州を含む米国のいくつかの州では、通話を録音する前に全員の同意が必要です。EUではGDPRに基づく法的根拠が必要で、録音の目的を伝えるべきです。ルールは国や州によって異なるため、参加者全員がいる場所のルールを確認してください。シンプルな習慣は、会議の最初にメモのために録音すると伝え、反対があればやめることです。部屋では録音を知らせるものが何もないので、声に出して伝え、ノートPCを見える場所に置きましょう。
出典
- Microsoft Support, "Record a meeting in Microsoft Teams": support.microsoft.com
- Microsoft Support, "Manage meeting and call recordings in Microsoft Teams Free": support.microsoft.com
- Microsoft Support, "Use a screen reader to record your screen with Xbox Game Bar": support.microsoft.com
- Microsoft Support, "Use Snipping Tool to capture screenshots": support.microsoft.com
- Windows Insider Blog, Snipping Tool 11.2307.44.0 (31 August 2023): blogs.windows.com
- Microsoft Support, "Sound Recorder app for Windows: FAQ": support.microsoft.com
- Microsoft Support, "Turn on app permissions for your microphone in Windows": support.microsoft.com
- Apple Support, "How to record the screen on Mac" (102618): support.apple.com
- Apple Support, Voice Memos User Guide for Mac, "Create a recording" and "View a transcription": support.apple.com
- Zoom Support, "Starting a computer recording" (KB0076922): support.zoom.com
- Zoom Support, "Starting a cloud recording" (KB0062627): support.zoom.com
- Google Meet Help, "Record a video meeting" (9308681): support.google.com
- Webex Help, "Record a meeting or webinar" and "Record a meeting on your computer": help.webex.com
- Granola home page: granola.ai
- Jamie home page: meetjamie.ai
よくあるご質問
- ノートPCで会議を記録するいちばん良い方法は?
- 後で何が必要かによります。全員が承知の動画なら会議アプリの録画機能、録画機能を使えない場合の動画ならノートPCの画面録画、メモが目的ならRelineのようなボットなしの録音ツールです。部屋での会議なら、小さな机であればマイクを録音できるアプリで足ります。
- ノートPCで会議を音声付きで記録するには?
- マイクに加えてシステム音声が必要です。Windows 11では、Game Barのキャプチャの音声をすべての音に設定するか、Snipping ToolでPCの音声とマイクをオンにします。Macでは、macOS 27以降で「システムオーディオを含める」を選びます。それ以前のバージョンはマイクしか録音できないので、アプリの録画機能かRelineを使ってください。
- Windows 11のノートPCで会議を録画するには?
- 権限があれば会議アプリの録画機能を使います。使えない場合は、Windowsキー + Gを押してキャプチャの音声をすべての音に設定し、会議のウィンドウをクリックしてWindowsキー + Alt + Rを押します。もう一度押すと停止します。MP4は[ビデオ]→[Captures]に保存されます。
- ノートPCで会議を無料で記録できますか?
- はい。Xbox Game Bar、Snipping Tool、サウンド レコーダーはWindows 11に、スクリーンショットのツールバーとボイスメモはMacに標準で入っています。Zoomのコンピューターへのレコーディングは、ホストまたはホストに許可された人なら無料のBasicアカウントから使えます。RelineにもFreeプランがあり、文字起こしと要約を作れます。
- ノートPCのマイクで部屋の会議を録音できますか?
- はい、小さな机なら可能です。内蔵マイクは近くの人の声を強く拾うので、ノートPCを中央に置いて事前にテストしてください。大きな机ではUSB会議用マイクをつなぎます。
- ノートPCで録音していることはほかの人に分かりますか?
- 会議アプリ自身の録画機能では通知かインジケーターが表示されます。ノートPCの画面録画ツールやRelineは会議に何も表示しないので、最初に自分で伝えてください。
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