Otter AIが会議に勝手に参加する理由と止め方

Otter Notetakerを止める方法を、Otter公式ヘルプセンターで一つずつ確認しました。自分のアカウント、同僚のアカウント、ホスト、IT管理者の立場別に解説します。

Reline Team読了目安 13 分
この記事の内容
  1. なぜOtter AIは会議に自動で参加するのか
  2. まず、誰のOtterなのかを確かめる
  3. 自分のOtter Notetakerを参加させない方法
  4. Otterとカレンダーの連携を完全に解除する方法
  5. 他人のOtterを自分の会議から止める方法
  6. Zoom、Google Meet、Teamsのホストとしてできること
  7. IT管理者向け:組織全体でOtterを止める
  8. Otterアカウントを削除する方法
  9. 会議にボットを入れずにメモを取りたいなら
  10. 出典

Otter AIが会議に参加するのは、誰かのOtterアカウントがカレンダーと連携し、自動参加(auto-join)がオンになっているからです。自分のアカウントなら、Integrations > Meetings >「Default auto-join settings」で「Meetings I manually select」を選ぶか、カレンダー連携を解除します。他人のものなら、通話中の誰でも会議チャットに「stop otter」と入力すれば外せます。

なぜOtter AIは会議に自動で参加するのか

Otter Notetakerは、Zoom、Google Meet、Microsoft Teamsの通話にゲスト参加者として表示される形で参加するボットです。ボットが自分で会議を見つけるわけではありません。誰かがGoogleまたはMicrosoftのカレンダーをOtterアカウントに連携し、Otterが予定を同期し、そのアカウントの自動参加設定が、どの予定にボットを送るかを決めています。カレンダーのメールアドレスがOtterアカウントと同じである必要すらないため、「誰のボットなのか」に驚く人が多いのです。

Otterの自動参加には、アカウントに応じて最大5つの既定オプションがあります(社内・社外の会議のオプションは、ビジネスドメインのワークスペースでのみ表示されます)。最後の1つ以外は会議ごとの判断なしにボットを送り、「Meetings I manually select」だけが会議を一件ずつ自分でオンにする方式です。

Otterの自動参加設定Notetakerが参加するカレンダーの予定
Meetings with a video link有効なZoom、Google Meet、Microsoft Teamsのリンクがあるすべての予定
Meetings where I am the hostそのOtterユーザーが主催者の予定
External meetings outside your domainワークスペースのドメイン外のゲストが1人以上いる予定
Internal meetings within your domainゲスト全員がワークスペースのドメイン内にいる予定
Meetings I manually select一件ずつ手動でオンにした予定のみ

「何度外しても戻ってくる」という悩みの大半は、次の3点で説明できます。1つ目は、個別の予定や定例シリーズで変更した設定が既定値より優先され、後から既定値を変えてもその手動設定はそのまま残るとOtterが説明している点です。2つ目は、定例会議の1回分で自動参加をオンにすると、シリーズ全体がオンになる点です。3つ目は、OtterのChrome拡張機能に「Enable AI Notetaker to auto-join all other meetings」というオプションがあり、そこで一度クリックするだけで予定されたZoomとMeetの通話すべてに自動参加が有効になる点です。さらにCarleton CollegeのIT部門は、一度連携したカレンダーは本人がOtterを開かなくなっても動き続けると指摘しています。

まず、誰のOtterなのかを確かめる

ボットの表示名を見れば分かります。Otterによると、表示名はアカウント所有者の名(ファーストネーム)に「Notetaker (Otter.ai)」を付けた形で、たとえば「Sam’s Notetaker (Otter.ai)」となります。重複排除(deduplication)が有効な企業ワークスペースでは、代わりにワークスペース名が表示されることもあります。これで取るべき対処が決まります。

表示されている内容考えられる原因対処
Notetakerに自分の名前自分のOtterアカウントがカレンダーと連携し、自動参加がオン自動参加の既定値を変えるか、カレンダー連携を解除(手順は下記)
同僚やゲストの名前その人のアカウントが、招待された予定に自動参加している今すぐ「stop otter」と入力し、本人にシリーズをオフにしてもらう
Notetakerに会社名重複排除が有効な企業のOtterワークスペースその会社のOtterワークスペース管理者に依頼
「manually select」にした後も参加する予定またはシリーズを個別にオンにしていたOtterのホーム画面のカレンダーで、その予定をオフにする
カレンダー連携を解除した後も参加するOtterに今後の予定が残っている、または別のカレンダーやアカウントがあるホーム画面のカレンダーに今後の予定がないか確認し、次に自動参加設定を確認

自分のOtter Notetakerを参加させない方法

ボットに自分の名前が付いているなら、何も失わずに1分ほどで止められます。Webでの手順は次のとおりです。

  1. otter.aiにサインインします。
  2. Integrationsを開き、Meetingsタブを選びます。
  3. 「Default auto-join settings」のドロップダウンから「Meetings I manually select」を選びます(ホーム画面のMeetingsタブ > AI Notetaker settingsからも同じ設定を開けます)。
  4. ホーム画面のカレンダーを開き、今後の予定を確認します。手動でオンにした予定やシリーズは設定が残るため、一件ずつオフにしてください。個別に変更した予定はOtterの画面で確認できます。

Otterのモバイルアプリの場合

Account > Account Settings > Meeting settings > Auto-join meetingsと進み、Manualを選びます。そのあと、Web版と同じ理由で、Calendarタブで個別にオンにした予定を確認してください。

OtterのChrome拡張機能を入れている場合

拡張機能の「Enable AI Notetaker to auto-join all other meetings」は同じ自動参加設定を書き換えるため、上の手順で元に戻せます。拡張機能をもう使っていないなら、Chromeから削除しておくのが確実で、Carleton CollegeのIT部門も同じことを勧めています。

Otterとカレンダーの連携を完全に解除する方法

自動参加をオフにするだけなら、カレンダーは同期されたままで、必要なときに意図してボットを送れます。Otterに会議の予定を一切見せたくない場合は、カレンダー連携を解除します。

  1. otter.aiにサインインし、左メニューのIntegrationsをクリックします。
  2. カレンダーのセクションまでスクロールします。
  3. 各GoogleまたはMicrosoftカレンダーの横にあるDisconnectをクリックします。

Otterによると解除は即時です。同期済みの今後の予定は削除され、新しい予定も同期されなくなります。過去の予定と録音された会話はアカウントに残ります。モバイルアプリではAccount > Account Settings > Setup > Connect calendarsと進み、カレンダー横の×からRemove connectionを選びます。iOSアプリから同期したAppleカレンダーは、iOSアプリでしか解除できません。

  • ZoomもOtterと連携している場合は、Integrations > Zoomで解除します。
  • Googleカレンダーの場合は、Googleアカウント側からOtterのアクセス権を削除することもできます。サードパーティとの接続ページで「Google アカウントへのアクセス」を開き、Otter.aiを選んでアクセス権を削除します。会社のMicrosoft 365カレンダーなら、IT部門がMicrosoft Entraの「Enterprise applications」でOtterの権限を確認し、取り消せます。
  • それでも参加する場合のOtter公式のチェック項目は、ホーム画面のカレンダーに今後の予定が表示されていないことの確認、Account Settings > Meetingsの再確認、そしてOtterサポートへの問い合わせです。

他人のOtterを自分の会議から止める方法

他人のOtter設定は変えられませんが、打つ手がないわけではありません。Otterはまさにこのケースのための削除方法を用意しています。

Otterアカウントを持たない人も含め、会議の参加者は誰でもNotetakerを削除できます。
  1. Zoom、Google Meet、Teamsの会議チャットに「stop otter」と入力します。Otterによると、会議内のOtter Notetakerがすべて一度に退出します。
  2. または、会議チャットに表示されるNotetakerのリンク(所有者がチャットメッセージをオンにしている場合)を開き、Stop Notetakerをクリックして「Yes, turn it off」で確定します。
  3. または、ホストであれば、他の参加者と同じように参加者リストからNotetakerを削除します。
  4. 次回の対策をします。ボットに名前が出ている人に参加していたことを伝え、Otterのホーム画面のカレンダーでその予定やシリーズをオフにするか、「Meetings I manually select」に切り替えるよう頼みます。定例会議なら、一度の切り替えでシリーズ全体に反映されます。

ボットを外しても、効果はその日の会議だけです。手順4をしないと、定例シリーズのボットは翌週また戻ってきます。「Otterが何度も参加してくる」という相談のほとんどはこのパターンです。

Zoom、Google Meet、Teamsのホストとしてできること

Otterによると、Notetakerはゲストとして参加し、ゲスト制限を回避するために組織のアカウントでサインインすることはできません。つまり、見知らぬゲストを止める入室管理はボット対策にも役立ちます。待機室やロビーがあれば、人が承認するまでボットは入れません。設定名は各プラットフォームの英語版の表示のまま記載しています。

プラットフォーム通話中にNotetakerを削除できる人(Otterによる)ゲストのボットを止めるのに役立つ設定
Zoomホストまたは共同ホスト「Waiting Room」をオン。「Only authenticated users can join」も役立つ場合あり
Google Meetホスト、および会議の権限によってはほかの参加者「Host management」をオン、会議のアクセスを「Trusted」または「Restricted」に設定
Microsoft Teams会議の権限に応じて、開催者と発表者「Who can bypass the lobby?」:「People in my org」
3つすべて通話中の誰でも会議チャットに「stop otter」と入力

Otterに限らずすべての議事録ボットを対象に、管理者レベルのアプリ制限まで含めたプラットフォーム別の詳しい手順は、AI議事録ボットのブロック方法ガイドにまとめています。

IT管理者向け:組織全体でOtterを止める

できることは、会社がOtterのワークスペースを契約しているかどうかで変わります。契約しているなら、Otterの管理者機能がいちばん確実です。いずれもEnterprise向けの機能で、いくつかは画面ではなくOtter側で有効化されます。

  • 全員の自動参加をロックする:Manage Workspace > Settingsで「Auto-join setting for workspace members」の横のEditをクリックし、「Meetings the member manually selects」などの既定値を選んで「Lock default auto-join setting」をオンにすると、メンバーは変更できなくなります。
  • メンバーごとにNotetakerを無効にする:Manage Workspace > MembersのNotetaker列で切り替えます。無効にされたメンバーは、自動参加も、会議リンクを貼り付けてボットを送ることもできません。Otterによると、このメンバー単位の管理はOtterのアカウントマネージャーがワークスペースに対して有効化します。
  • 会議のタイトルでブロックする:「DNR」や「Confidential」などのキーワードを含むタイトルの会議には、Notetakerが自動参加しなくなります。Otterによると、設定はOtterサポートかアカウントマネージャー経由で、まだ画面からはできず、対象は自社ワークスペースのNotetakerだけです。
  • ホスト優先:Otterに依頼すると、自社ワークスペースからは会議ホストのNotetakerだけが参加するようにでき、参加者のボットが重複しなくなります。

会社がOtterを使っていない場合、個々のOtterアカウントには手が届きません。会議側を管理しましょう。Zoom App Marketplace、Google Workspaceのアプリアクセス制御、Microsoft Entraでサードパーティアプリを制限し、組織全体のロビーや待機室の既定値を設定して、ゲストのボットが承認待ちになるようにします。

Otterアカウントを削除する方法

アカウント削除は元に戻せないため、Otter自身が事前のチェックを勧めています。Notetakerの自動参加をオフにする、カレンダー連携を解除する、残したい会話をエクスポートする、有料プランを解約する(削除すると権利は失われます)。そのうえで次の手順です。

  1. Account Settings > Generalを開き、いちばん下までスクロールします。
  2. Delete accountをクリックし、パスワード、または登録に使ったGoogle、Microsoft、Appleで本人確認します。
  3. 確認内容を読み、Delete accountをクリックします。

共有していた会話も相手から見られなくなります。またOtterは、メールアドレスなど一部の情報を経理上の目的で保持すると説明しています。「Delete account」が表示されない場合は、メンバーが2人以上いるワークスペースに所属している可能性が高く、メンバーはワークスペースのオーナーに削除を依頼し、オーナーは先に他のメンバー全員を外す必要があります。モバイルアプリを削除してもアカウントは消えず、App StoreやGoogle Playで購入したサブスクリプションも解約されません。

会議にボットを入れずにメモを取りたいなら

主に自分のためにメモを取るのであれば、管理すべきボットがそもそも存在しない方法もあります。RelineはMac、Windows、Linux(ベータ)のデスクトップアプリ、またはブラウザで、あなたのマイクと会議の音声を自分のデバイス上で取り込みます。通話には誰も参加せず、参加者リストにも何も表示されません。文字起こし、AI要約、保存はクラウドで行われます。

Otterについても公平に言えば、ヘルプセンターによるとOtter DesktopアプリもNotetakerを参加させずに録音できるため、ボットをやめるためにOtterを離れる必要はありません。どちらのツールも、他人が送ってくるボットは外せません。それができるのは上の手順だけです。そして、どちらを使う場合も、法律で必要な場面では録音していることを参加者に伝えてください。

出典

  • Otterヘルプセンター(いずれも2026年10月20日に確認):「Stop Otter Notetaker from automatically joining your meetings」「Choose which meetings Otter Notetaker records」「Manage your Otter Notetaker settings」「Manage recurring meetings」「Otter Chrome extension」。
  • Otterヘルプセンター:「Disconnect your calendar (Google, Microsoft, Apple Calendar)」「Remove Otter Notetaker from your meeting (Zoom, Google Meet, or Microsoft Teams)」「Otter Notetaker Overview」。
  • Otterヘルプセンター:「Recording Permissions with Otter」「Manage Otter Notetaker for your workspace」「Block Otter Notetaker from joining meetings based on meeting title keywords」「Prioritize Meeting Host’s Notetaker (Deduplication)」「Delete your Otter account」。
  • Google アカウント ヘルプ:Google アカウントと他のデベロッパーのアプリとの連携を管理する(support.google.com/accounts/answer/13533235)。
  • Carleton College「An Uninvited Guest: What you should know about Otter AI’s Notetaker」(2026年3月26日)。
よくある質問

よくあるご質問

Otterを使っていないのに、なぜOtter AIが会議に参加してくるのですか?
ほかの参加者が使っているからです。その人のOtterアカウントがあなたの会議を含むカレンダーと連携し、自動参加がオンになっているため、Notetakerがゲストとして参加します。ボットの表示名、たとえば「Sam’s Notetaker (Otter.ai)」で誰のものか分かります。通話中の誰でも、Otterアカウントがなくても、チャットに「stop otter」と入力すれば外せます。次回以降も止めるには、所有者がOtterでその予定をオフにする必要があります。
Otter AIは会議に自動で参加しますか?
OtterユーザーがGoogleまたはMicrosoftのカレンダーを連携し、自動参加を「Meetings I manually select」以外に設定している場合に限ります。「Meetings with a video link」なら、Zoom、Meet、Teamsのリンクがある同期済みの予定すべてに参加します。参加者からは常に見える形で参加し、Otterによれば匿名での参加はできません。
自動参加をオフにしたのに、Otterが参加し続けるのはなぜですか?
多くの場合、個別の予定や定例シリーズを手動でオンにしていたためです。既定値を変えてもOtterはその手動設定を残し、定例会議での一度の切り替えは今後のすべての回に適用されます。ホーム画面のカレンダーでオフにするか、Integrationsでカレンダー連携を解除してください。別のカレンダーやChrome拡張機能が関係していないかも確認しましょう。
ホストでなくてもOtterを止められますか?
はい。Zoom、Google Meet、Teamsのチャットに「stop otter」と入力します。Otterによると参加者なら誰でも実行でき、会議内のOtter Notetakerがすべて一度に退出します。チャット内のNotetakerのリンクを開いてStop Notetakerをクリックする方法もあります。そのあと、ボットに名前が出ている人に予定やシリーズをオフにしてもらいましょう。
カレンダー連携を解除すると、Otterの録音は消えますか?
消えません。Otterによると、解除すると同期済みの今後の予定が削除され同期も止まりますが、過去の予定と録音された会話はアカウントに残ります。会議リンクを貼り付ければ、手動でNotetakerを送ることもできます。会話が消えるのはアカウントを削除した場合だけで、削除は元に戻せません。
Otterのアプリを削除すればNotetakerは止まりますか?
止まりません。NotetakerはスマートフォンやPCのアプリではなく、Otterアカウントとカレンダー連携で動いています。モバイルアプリを削除してもアカウントは消えず、App StoreやGoogle Playのサブスクリプションも解約されません。自動参加をオフにするか、カレンダー連携を解除するか、Account Settings > Generalからアカウントを削除してください。
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