LinuxでZoom会議を録画する方法(2026年)
Linux版Zoomは、ホストが許可すればパソコンに録画できます。インストールコマンド、録画手順、ファイルの保存先、ホストに頼らない方法をまとめました。
この記事の内容
LinuxでZoom会議を録画するには、Linux版Zoomデスクトップアプリをインストールして「Record」をクリックします。ホストはどのプランでもパソコンに録画でき、参加者はホストに「Allow Record」を押してもらう必要があります。ホストに頼まずに録るなら、聞こえている音声を録音するReline(Linuxベータ版)のようなデスクトップアプリを使います。どちらの場合も、まず全員に伝えてください。
Linuxでの選択肢一覧
| 方法 | ホストは必要? | 他の参加者に見えるもの | ファイルの保存先 | プラン |
|---|---|---|---|---|
| Zoomのローカル録画(自分がホスト) | 不要(自分がホスト) | 録画インジケーターと同意の通知 | パソコンの~/Documents/Zoom | 無料・有料どちらも可 |
| Zoomのローカル録画(自分が参加者) | 必要(ホストがAllow Recordを押す) | 録画インジケーターと名前の横の録画アイコン | パソコンの~/Documents/Zoom | 無料・有料どちらも可 |
| Zoomのクラウド録画 | 必要(開始できるのはホストか共同ホストのみ) | 録画インジケーターと同意の通知 | ホストのZoomクラウド | 有料(ライセンスを持つホスト) |
| Relineデスクトップアプリ、Linux(ベータ版) | 不要 | Zoom側の表示はないため、自分で伝える | Relineアカウント(クラウド) | Freeプランから開始可 |
手順1:LinuxにZoomをインストールする
ZoomはLinux向けのネイティブデスクトップアプリを提供しており、Zoomはローカル録画の前提条件としてこのデスクトップアプリ(Windows、macOS、Linux)を挙げています。ZoomのDownload Centerからお使いのディストリビューション用のインストーラーをダウンロードし、保存したフォルダで端末を開いて、該当するコマンドを実行します。
- Debian、Ubuntu、Linux Mint:sudo apt install ./zoom_amd64.deb
- Fedora、RHEL、CentOS、Oracle Linux:sudo yum install zoom_x86_64.rpm
- openSUSE:sudo zypper install zoom_openSUSE_x86_64.rpm
- Arch、Manjaro:sudo pacman -U zoom_x86_64.pkg.tar.xz
更新するときは、新しいインストーラーをダウンロードして同じコマンドをもう一度実行します。ZoomはUbuntu 20.04、Mint 20、Debian 11、Fedora 32、RHEL 9以降と、64ビット版のみのArchを対応環境としています。OpenGL 2.0以上に対応したプロセッサーまたはグラフィックカードも必要です。Ubuntu 18.04やDebian 10などの古いバージョンはサポート対象外になりました。
手順2:Zoomのローカル録画で録る
Zoomは現在、ローカル録画を「computer recording」と呼んでいます。無料のBasicアカウントでも使え、Zoomによれば、ホストが自分で録画するか、参加者に録画の権限を与える必要があります。
- ホストの場合は、会議のコントロールバーで「Record」をクリックします。メニューが出たら「Record on this Computer」を選びます。
- 参加者の場合は、ホストに「Participants」を開き、あなたの名前の横の「More」から「Allow Record」をクリックしてもらいます。通知が届いたら、自分で「Record」をクリックできます。
- 画面下部の「Pause」または「Stop Recording」で止めます。一時停止ならファイルは1つのまま、停止して再開すると新しいファイルが作られます。
- 会議が終わるとZoomが録画を変換し、フォルダを開きます。LinuxでのZoomの既定の保存先はhome/[Username]/Documents/Zoomで、video[number].mp4と音声のみのaudio[number].m4aが保存されます。
Zoomは、このフォルダをローカルドライブに置くよう勧めています。クラウド同期フォルダや外付け・ネットワーク上のフォルダでは、保存や変換がうまくいかないことがあります。
他の参加者に見えるもの
- 録画中は、会議画面の左上に録画インジケーターが表示されます。
- 参加者が録画している場合、参加者リストのその人の名前の横に録画アイコンが表示されます。
- 電話で参加している人には、ホストがオフにしていない限り、録画中であることを知らせる音声が流れます。
- ホストが録画を始めると、Zoomは参加者に同意を求めます。残るならOK、嫌ならLeaveです。
Linuxでのクラウド録画
Zoomはクラウド録画の前提条件にLinux版デスクトップアプリを挙げています。Pro、Business、Enterpriseアカウントでライセンスを持つホストが必要で、開始できるのはホストか共同ホストだけです。録画はホストのクラウド録画一覧に入るため、参加者はホストに共有してもらう必要があります。
ホストの許可なしで録る:Linux版Reline(ベータ版)
ホストがAllow Recordを押してくれない場合や、文字起こしとメモだけが欲しい場合は、マイクとパソコンから流れる音を録音するデスクトップアプリが使えます。聞こえているZoom通話ならどれでも録れます。RelineはLinux向けデスクトップアプリ(ベータ版)を提供しており、現在の主要ディストリビューションに入っているPulseAudioまたはPipeWire経由で両方を録音します。通話にボットは参加せず、Zoomは誰にも何も表示しません。だからこそ、自分で伝える必要があります。アプリの全機能はブラウザでも使えます。
- Linux版Relineデスクトップアプリ(ベータ版)をインストールしてサインインします。Freeプランから始められます。
- いつも通り、Linux版Zoomアプリかブラウザで通話に参加します。
- メモのために音声を録音すると相手に伝え、全員が同意した場合だけ録音します。
- Relineで録音を開始します。サウンド出力はミュートにしないでください。システムの出力がミュートだと、相手側の音声は無音として録音されます。
- 通話後には、文字起こし、AI要約、録音が手に入り、文字起こしの各行に再生ボタンが付きます。
できることをはっきりさせておきます。Relineが録るのは音声で、映像は録りません。動画ファイルが必要ならZoomのローカル録画を使ってください。あなたの声と通話の音声は、声の識別ではなく、どの音声ストリームから届いたかで「自分」と「相手」に分けられます。録音はあなたのパソコン上で行いますが、文字起こし、AI要約、保存はクラウドで行われるため、端末内だけで完結するモードはありません。
まず同意を取る
Zoomの録画通知が役に立つのは、Zoom自身が録画するときだけです。パソコン上の録音アプリは自分から名乗らず、「Zoomに何も表示されなかった」は同意になりません。ルールは参加者それぞれの所在地によって違い、全員の同意が必要な地域もあります。EUでは人の録音は個人データにあたり、本人に知らせる必要があります。勤務先や顧客との契約で録音が禁じられている場合もあります。会議の冒頭で「メモのために録音します」と伝え、反対があればやめる。これを習慣にしてください。
LinuxでRelineが向く場面、向かない場面
- 向くのは、録画権限のない参加者のとき、動画ファイルより検索できる文字起こしとメモが欲しいとき、同じLinuxマシンでZoom、Google Meet、Teamsを録りたいときです。
- 向かないのは、映像や画面共有が必要なとき、音声をパソコンの外に一切出せないとき、スマートフォンで録りたいときです。Relineにモバイルアプリはありません。
参考資料
- Zoom Support, "Installing or updating Zoom on Linux" (KB0063458): support.zoom.com
- Zoom Support, "Zoom system requirements: Windows, macOS, Linux" (KB0060748): support.zoom.com
- Zoom Support, "Starting a computer recording" (KB0076922): support.zoom.com
- Zoom Support, "Finding your computer and cloud recordings" (KB0058006): support.zoom.com
- Zoom Support, "Starting a cloud recording" (KB0062627): support.zoom.com
- Zoom Support, "Providing consent to be recorded" (KB0059819): support.zoom.com
よくあるご質問
- LinuxでZoom会議を録画できますか?
- できます。Linux版Zoomデスクトップアプリは、無料アカウントでのローカル録画と、ライセンスを持つホストのクラウド録画に対応しています。ホストは録画でき、参加者はホストがAllow Recordを押した後に録画できます。
- Linux版Zoomで「録画の権限がない」と表示されるのはなぜですか?
- 初期設定では録画できるのはホストだけです。ホストに「Participants」を開き、あなたの名前の横の「More」から「Allow Record」を選んでもらってください。それでもできない場合は、管理者がアカウントのローカル録画をオフにしている可能性があります。
- LinuxでZoomの録画はどこに保存されますか?
- Linuxでのローカル録画の既定の保存先はhome/[Username]/Documents/Zoomです。会議が終わってZoomの変換が済むと、video[number].mp4とaudio[number].m4aが保存されます。
- ホストなしでLinuxからZoomを録れますか?
- Zoom自体の録画ではできません。Reline(Linuxベータ版)のようなデスクトップアプリなら、ホストの許可なしで聞こえている音声を録音でき、Zoomには何も表示されません。必ず全員に伝え、同意を得てから録音してください。
- RelineはLinuxでZoomの映像も録れますか?
- いいえ。Relineが録るのは音声(あなたのマイクと通話)で、文字起こしとAI要約を作ります。動画ファイルが必要なら、ホストの許可を得てZoomのローカル録画を使ってください。
- LinuxのブラウザでZoomを使う場合もRelineは使えますか?
- 使えます。Relineはパソコンの音声を録音するので、ZoomがLinuxアプリで動いていてもブラウザのタブで動いていても関係ありません。Reline自体はLinuxデスクトップアプリ(ベータ版)とブラウザで動きます。
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